「セラピー」という言葉を聞いてまず何を思い浮かべるでしょうか。昨今、世の中には「セラピー」と名前が付いているものは多く存在しています。アロマセラピーという言葉はよく聞くと思いますが、他にもアニマルセラピーやカラーセラピー、サイコセラピーなど色々な種類のセラピーがあります。突き詰めると、セラピーとは一体どんなことを意味しているのでしょうか。
まずは言葉の意味ですが、「セラピー」とは英語で「therapy」です。その語源はモダンラテンの「病気の医学的治療」を意味する「therapia」が由来です。ちなみに、ギリシャ語で「therapia」は「癒し、治療、病気の治療をする、待っている、サービスをする」の意味で、「therapeuein」は「治療する、医学的に治療する、世話をする」という意味です。さらに、英語辞書で調べてみると「(薬物療法や治療上のトレーニングなどで)ある人を手当てする行為・薬や手術などによらない心理療法や物理療法」と記されています。
日本語にすると何かしらの医学的処置、治療を施すという意味合いとして捉えられますが、最近では必ずしも医療行為としては認められない場合でもセラピーと呼ばれていることもあります。日本語として考えるのであれば、「療法」と訳すのが一番しっくりくるのではないでしょうか。
セラピーにはその目的ごとに大きく分けて4つの種類があります。
1つ目は、リラクゼーションセラピーです。心と身体の両面から緊張を和らげるための治療で、非日常の癒しや至福のひとときを提供し、心の底から健やかになれるようにサポートするものです。
2つ目は、ボディケアセラピーです。体の不調や痛みのトリガーを紐解き、適切な処置をすることでそれらを解消することができます。肩や腰などの各種マッサージや整体、理学療法が代表的なボディケアセラピーとされていて、その他にリフレクソロジー、ロミロミ、アーユルヴェーダ、ヨガなどがあります。
3つ目は、ビューティーケアセラピーです。これは美容的な悩みや困っていることを改善することや表面的な美貌を提供するだけではなく、インナービューティーまでケアします。ストレス解消、美容、生活習慣病の予防、ダイエットなどさまざまな用途で活用されているタラソーセラピーやヨガ、フェイシャルセラピーなどが例としてあげられます。
4つ目は、メンタルケアセラピーです。主に、その人の「心」にフォーカスをあて、心の苦しみや落ち込んだ気持ちの原因などを紐解き、適切なアプローチを行うことで本人を気付きに導くことや、話を聞くことで解決へ導き出します。
病院やクリニックなどの医療現場で「セラピー」というと医師たちとチームになり病気の治療をサポートするための専門的な施術のことを意味します。これは、実際の「病気」の治療ではなく、身体の機能を高めるための施術のことです。「リハビリ」と言った方がわかりやすいかもしれません。怪我や障害で上手く動かなくなってしまった体のサポートだけではなく、ふさぎ込んでしまった患者さんのメンタルケアも行う理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などは、医療現場ではセラピーと表現しているのです。
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